せっかくの週末は旅行に出かけてゆっくりとリフレッシュしたいですよね。しかし、仕事が忙しくてなかなか時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。そんな時は短い時間でアクセスできるスポットに行くのが良いでしょう。
移動時間が短くなれば旅行先で過ごせる時間も長くなります。ここでは、東京の近場にあってアクセスしやすい観光スポットについて紹介していきます。
日光は四季折々の自然や歴史的建造物が楽しめる関東有数の観光地です。東京駅から東北新幹線とJR日光線を利用して約2時間でアクセスできます。日光東照宮は世界遺産にも登録されている徳川家康を祀った神社であり、日光を代表するスポット。
豪華絢爛な装飾が特徴の陽明門はずっと見ていても飽きないことから日暮の門とも呼ばれています。三猿や眠り猫といった有名な彫刻も見ておきたいですね。また、華厳の滝は日本三名瀑の一つにも数えられている滝です。約100mの落差があり、豪快に流れ落ちる滝の迫力ある光景が楽しめます。
秋の紅葉も見事ですよ。他にも、男体山の雄大な姿と湖の光景が美しい中禅寺湖など、日光には数多くの観光スポットがあり、何度も足を運びたくなる魅力があります。
川越は蔵造りの歴史情緒にあふれる町並みが残っていることから小江戸などと呼ばれている町です。池袋駅からなら30分でアクセスできるので、日帰りでも存分に過ごせるのが魅力ですね。川越のシンボル的な存在となるのが、時の鐘です。
背が高く周囲からも目立つ時の鐘は約400年前から時間を告げる鐘の音を鳴らしていました。現在の時の鐘は明治時代に再建された4代目のものであり、今でも1日4回決まった時間に鐘を鳴らしています。川越一番街は黒漆喰の壁が目を引く重厚な蔵造りの建物が軒を連ねるエリアです。
歩いているだけでも江戸時代にタイムスリップしてきたかのように楽しめるでしょう。一方大正ロマン通りは、江戸の趣から打って変わって大正から昭和初期に駆けてのレトロな雰囲気が感じられるスポットです。オシャレな喫茶店や風格のある老舗が並んでおり、映画やドラマのロケ地にも使われています。
東京から約1時間でアクセスできる横須賀は、自衛隊やアメリカ海軍の基地があることで知られている町です。どぶ坂通りと呼ばれる商店街では英語表記が多く見られ、異国の雰囲気が楽しめます。
アメリカ海軍のレシピを参考に作られたネイビーバーガーは、地元の名物グルメとして親しまれています。横須賀の観光名所の一つが猿島です。猿島は東京湾に浮かぶ無人島で、船で片道10分程の距離にあります。明治時代には軍の施設があった島であり、レンガ造りの建物が残っています。
自然も豊かな島で、レンガの史跡と植物が絡み合う様子は非常に神秘的。トンネルは敵が攻めてきた時に備えて出口が見えないようになっており、抜けた先にジャングルのように木々が茂る光景はまるでアニメの世界のようです。
眺望に優れた場所も多く、天気が良ければ房総半島や東京スカイツリーが見られる場合もあります。
江ノ島は相模湾に浮かぶ湘南を代表する観光地です。島まで橋が駆けられていて歩いて渡ることが可能です。島には辺津宮、中津宮、奥津宮の3つの宮があり、これらをまとめて江島神社と呼びます。宗像三女神を祀っているパワースポットとして知られており、交通安全や金運上昇などの御利益があるとされています。
また、展望灯台である江の島シーキャンドルは夜になるとライトアップされるので、カップルから人気。眺望も優れており、富士山や三浦半島まで360度のパノラマを楽しめます。江島神社への参道には多くの飲食店やお土産屋が集まっており、生しらすやサザエといった江ノ島ならではのグルメを味わうのも良いでしょう。
新江ノ島水族館は相模湾の海の生き物が泳ぐ相模湾大水槽が見どころの水族館です。プロジェクションマッピングを用いたクラゲショーや華麗なパフォーマンスが見られるイルカショーもぜひ見ておきたいです。江ノ島の近くにあるので、島に渡る際には一緒に訪れてみると良いでしょう。
鋸山は房総半島にある千葉県の絶景スポットです。標高は約330mで、ロープウェイに乗ることで簡単に山頂までたどり着けます。頂上からは東京湾を一望でき、海の向こう側に富士山の姿を見ることもできます。鋸山一番の特徴は地獄のぞきと呼ばれる展望台です。
崖の上から突き出した場所にあり、下をのぞくとスリル満点の光景が楽しめます。鋸山はかつては石切場であった歴史があり、垂直に削られた石の壁も圧倒的です。また、鋸山にある日本寺には総高約31mの巨大な大仏があります。
鎌倉の大仏の2倍以上と非常に大きいので、ぜひ訪れてみてください。
あしかがフラワーパークは四季折々の花が楽しめる栃木県のテーマパークです。東京からは電車で約2時間でアクセス可能です。特に大藤棚が有名であり、4月下旬から5月中旬の時期には350本もの藤の花が咲き誇り、夜にはライトアップされてさらに神秘的な雰囲気に包まれます。
白藤のトンネルも美しく、初夏の空との色合いは見事です。
冬に行われるイルミネーションも人気が高く、藤の花やバラ、睡蓮などの草花を電飾で本物のように演出しており、幻想的な世界を体験できます。藤棚ではLEDが手作業で取り付けられていて、藤の咲き始めから散る様子までを光と音楽で表現しています。
茨城県の太平洋側にあるのが国営ひたちなか海浜公園です。園内は7つの特色あるエリアに分かれており、各所に花畑があります。中でもみはらし丘では約530万本ものネモフィラが植えられており、春にはネモフィラのブルーの花が丘一面に広がります。
秋には丸くてかわいらしいコキアが紅葉し始め、鮮やかな赤色で染め上げられた丘も絶景です。他にも、サイクリングやアスレチックなどのアクティビティーもあり、一日を通して楽しめるスポットです。
東京の近場にも旅行におすすめの町やスポットはたくさんあります。アクセスに時間がかからない場所が多いので、週末にどこへ出かけようかと悩んでいる時にはぜひ参考にしてみてください。歴史的なスポットや自然が豊かなスポット、グルメがおいしいスポットなど様々な種類があるので、気に入った場所を見つけられると良いですね。